ニュース 2020.08.16 SNS業界団体、政府と共同で誹謗中傷を減らすためのサイト「NoHeartNoSNS」開設
一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)は法務省人権擁護局、総務省と共同で、SNS上のやり取りで悩んでしまった時に役立つよう特設サイト「#NoHeartNoSNS」を7月21日開設した。
同サイトは「ハートがなけりゃSNSじゃない!」をスローガンに、SNSの投稿で自分が傷ついた時に活用できるブロックやミュートの機能の紹介や投稿の削除依頼の方法、法務省インターネット相談受付窓口や違法・有害情報相談センターといった相談先を紹介するなど、SNS上の誹謗中傷に関する啓発活動の一環として立ち上げられた。
SMAJとは、「Twitter」「Facebook」「LINE」「TikTok」を運営するTwitter Japan、Facebook Japan、LINE、ByteDanceの4社などインターネット事業者が集まり設立したSNS業界団体。児童の性被害やSNS上のいじめ、過った情報の拡散などSNS上の課題解決に取り組むことを目的としている。
SNS上の誹謗中傷が深刻な社会問題に
近年インターネットが身近なものとなり、SNS等が普及して気軽で自由なコミュニケーションが取りやすくなった一方で、インターネット上のトラブルも増加している。その中でもネット上における芸能人やタレント、一般個人などへの匿名の誹謗中傷が深刻な社会問題となっている。
このような状況のもと、SNSのより良い利用環境の実現のために「#NoHeartNoSNS」をスローガンにした特設サイトがオープンされた。
SMAJでは今後も関係省庁と連携を図りながら、SNS等に起因する被害防止を強化していくとしている。
【関連リンク】
・法務省、総務省と共同で、SNS のより良い利用環境実現に向けた スローガン #NoHeartNoSNS を発表(一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構)
https://smaj.or.jp/news/pressrelease_20200721.pdf
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
