ニュース 2020.08.12 エフセキュア、Office 365向けのメール保護サービスを提供
フィンランドのヘルシンキに本社を置くサイバーセキュリティ会社のエフセキュアは7月21日、Microsoft 365のEメールを使用するユーザー向けのメール保護製品「F-Secure Cloud Protection for Microsoft Office 365」を8月1日より日本で提供することを発表した。
同製品はマイクロソフトのクラウドベースのEメールを利用している企業に対して、メールに含まれるURLが脅威ではないか、また添付ファイルにマルウェアなどの不正な攻撃が含まれていないかをチェックするものだ。
マイクロソフトオフィスの定額制サービスであるMicrosoft365は、世界で2億5千万以上の法人メールボックスを持つ人気のクラウドサービスであるとともに、攻撃者に攻撃対象として最も狙われるクラウドサービスとなっている。
高度な脅威から標的型攻撃まで対応
今回提供される製品はマイクロソフトの標準的なセキュリティ対策では探知できない高度な脅威や標的型攻撃まで対応するメール保護機能を持つ。さらにメール以外にもタスク、カレンダーの予定、連絡先などのアイテムに対しても悪意のあるコンテンツから保護するという。
疑わしいコンテンツを見つけた場合には自動的に削除または隔離され、それ以降の使用を制限し、ユーザーには次にすべきことが通知されるとのこと。
価格はユーザーの数で変わり、100〜499ユーザーで導入した場合、1ユーザーあたり年間2,600円(税別)となる。ソフトウェアにインストールなどは必要なく、クラウド上の設定画面にOffice 365の情報などを入力するだけで利用可能となっている。
【関連リンク】
・エフセキュア、クラウド環境向けメール保護製品『F-Secure Cloud Protection for Microsoft Office 365』を発表(F-Secure)
https://www.f-secure.com/jp-ja/press/p/cpo365-jp
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock