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TikTokの利用に懸念

ニュース 2020.07.23 アメリカ政府がTikTok使用禁止を検討、安全保障上の懸念が理由

累計ダウンロード数が20億を超えたとも言われる中国製の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について7月6日、アメリカ政府のポンペオ国務長官が、アプリの使用禁止を検討していることを明らかにした。

ポンペオ国務長官によると、アプリを使うことで利用者の個人情報やデータが中国政府に漏えいする恐れがあるとし、安全保障上の懸念が存在するという。また、TikTokだけでなく、その他の中国企業製のアプリの使用も禁止することを検討中とのことだ。

TikTokは中国のIT企業であるバイトダンス社が運営する短編動画の共有アプリ。15秒の動画を撮影・編集して他のユーザーと共有することができ、2016年に提供が開始され手から今では世界中で若者を中心に数億人の利用者がいる。

インドはすでに禁止、オーストラリアも使用禁止を検討中

TikTokを最初に禁止したインドは中国との国境紛争を抱えており、6月末に国家安全保障への影響が懸念されるとしてTikTokを含む59の中国製アプリを禁止している。

また、新型コロナウイルス発生源調査をめぐり中国と対立しているオーストラリアは、TikTokが中国政府へユーザーの情報を共有し、国家安全保障上の脅威をもたらす可能性があるという懸念からTikTokの使用禁止を検討。

一方でTikTokは、香港での国家安全維持法施工を受け、香港市場から撤退することを決定している。

今後各国政府がTikTokとの関係性をどのように評価し、対応を行なっていくのか注目だ。

【関連リンク】

・U.S. is ‘looking at’ banning TikTok and Chinese social media apps, Pompeo says(CNBC)
https://www.cnbc.com/2020/07/07/us-looking-at-banning-tiktok-and-chinese-social-media-apps-pompeo.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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