ニュース 2020.07.21 サポート詐欺とiPhone当選詐欺の手口を動画で紹介
一般社団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は7月2日、近頃被害の確認されている「サポート詐欺」や「iPhone当選詐欺」の手口を紹介する動画を公開した。
どちらの詐欺も、検索サイトを経由してアクセスしたページから自動的に詐欺サイトに転送されることが多く、以前から確認されている手口ではあるものの最近でも被害が確認されているという。
そのため、JC3ではどのような流れで詐欺サイトに誘導されるのか、またどのような画面表示で騙そうとしているのかを動画で紹介し注意を呼びかけている。
サポート詐欺とiPhone当選詐欺の手口とは
サポート詐欺とは、「あなたのコンピューターでウイルスが見つかりました」などのメッセージを表示して、利用しているパソコンなどが深刻な状況に陥っているかのように見せかけて不安を煽り、サイバー犯罪者が待ち構えている指定の電話番号に電話をするように仕向ける手口。
電話をしてしまうと、有償のサポート契約を持ちかけられ、個人情報や金銭を搾取されたり、遠隔操作ツールをインストールするよう促されたりする。
サポート詐欺の手口(出展:日本サイバー犯罪対策センター)
(https://youtu.be/FElP4pw-Ukw)
iPhone当選詐欺は、アンケートに答えることでiPhoneを100円などで購入できると騙す詐欺。
偽サイトへアクセスすると「iPhoneに当選しました」という画面が突然表示され、アンケートと共にメールアドレスやクレジットカード情報の入力を求められて、情報を窃取される。
iPhone当選詐欺の手口(出展:日本サイバー犯罪対策センター)
(https://youtu.be/2lUj0z2o7d4)
JC3は、警告画面や当選画面の多くはブラウザを閉じたり、スマホを再起動することで消えるので、焦って載っている電話番号に電話をかけたり、クレジットカード情報を入力しないように注意が必要だと呼びかけている。
【関連リンク】
・~サポート詐欺やiPhone当選詐欺の手口~(日本サイバー犯罪対策センター)
https://www.jc3.or.jp/topics/support_iphone_fraud.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock