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コロナに便乗したサイバー攻撃の増加

ニュース 2020.07.16 新型コロナウイルス関連のサイバー攻撃が増加、フィッシング攻撃が多くを占める

NTTデータは6月26日、2020年1月〜3月におけるサイバーセキュリティに関するグローバル動向について調査を行い、調査結果をまとめたレポートを発表した。

このレポートは顧客やNTTデータグループ内のセキュリティ被害を防ぐため、ニュースリリースやWebサイト、新聞、雑誌等の公開情報を集め、セキュリティに関する世界的な動きを調査し四半期ごとにまとめたもの。

レポートによると、同四半期は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、新型コロナウイルスに関連したフィッシング攻撃が増加したという。

新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し混乱した世界情勢の中、新型コロナウイルスに関連したサイバー攻撃が増加し、検知したサイバー攻撃の中でもフィッシング攻撃が約84%を占めた。

新型コロナウイルス感染マップに関連するアプリも悪用される

マルウェアを配布する方法で特徴的なものの1つが不正なアプリをダウンロードさせる方法だ。

新型コロナウイルスの流行状況を確認できる「新型コロナウイルス感染マップ」を騙る不正なアプリも確認されており、これらの不正なアプリを起動してしまうとスマートフォンがロックされたり、マルウェアがインストールされ個人情報を窃取されたりする。

その他にも国内で新型コロナウイルス感染者が出始めた頃から「マスクの無料配布」を謳ったSMSの配信も増加しているという。

SMSを使用したフィッシング攻撃を「スミッシング」と呼び、SMSに記載されているURLをクリックすると個人情報を窃取する目的の不正サイトや不正アプリをインストールするよう促すサイトに繋がる。

レポートではこれらのフィッシング攻撃の詳細や対応策の紹介以外にも、企業を狙うサイバー攻撃の例として三菱電機への攻撃を取り上げるほか、情報漏えいの事例として「SODプライム」の事件などを紹介している。

【関連リンク】

・グローバルセキュリティ動向四半期レポート(NTTDATA)
https://www.nttdata.com/jp/ja/-/media/nttdatajapan/files/news/information/2020/062600/062600-01.pdf

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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