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不審な動画視聴サイトに注意

ニュース 2020.07.10 人気のテレビ番組や映画に危険サイトが潜む可能性

アメリカの大手サイバーセキュリティ会社であるマカフィーは現地時間の6月23日、今話題のエンターテイメント作品を分析しサイバー攻撃に便乗されやすい「Web検索リスクトップ10」を発表した。

人気のある映画やテレビ番組の無料ダウンロードを謳い、マルウェアの感染などに誘導する危険サイトが多数確認されている。危険サイトの中には子どもがターゲットになっている子ども向けの作品もあり注意が必要だ。

調査方法は、米国の動画配信サイトで視聴できる人気のあるテレビ番組・映画作品をピックアップし「無料ダウンロード」「海賊版ダウンロード」などのキーワードを用いて検索。

検索結果のドメインとURLについてマカフィーのデータに基づいた危険度を算出し、犯罪者によってマルウェアの拡散やフィッシング詐欺に悪用されるリスクが高い作品が特定されたとのこと。

子ども向け映画を用いて子どもも標的に

調査結果をみると、映画では半数近くが子ども向けの映画であり、テレビ番組では半分の5作品が動画配信サービス会社が制作したオリジナル番組だった。日本国内で配信されている作品も多く見られる。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うロックダウン期間中、オンラインで動画を楽しむ人が増えたことがサイバー犯罪者にとって絶好の機会となってしまっているという。

マカフィーでは、動画を違法に配信している多くのサイトは海賊版の動画に偽装したマルウェアであるため、番組を視聴する時は正規の動画配信サービスに登録するか、信頼できるサイトを利用するよう呼びかけている。

また、子どもがターゲットにならないためにも、子どもが利用するデバイスの利用を制限するペアレンタルコントロールについても取り組んで欲しいとしている。

【関連リンク】

・最も狙われているオンラインエンターテイメント作品 トップ10を発表(マカフィー)
https://blogs.mcafee.jp/mcafee-findings-reveals-tv-shows-movies

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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