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Bluetoothヘッドフォンに脆弱性発覚

ニュース 2020.06.26 ソニー製Bluetoothヘッドホンに脆弱性、第三者にペアリングされる恐れ

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)と情報処理推進機構(IPA)が共同で運営している脆弱性に関する情報を公開したホームページ「JVN(Japan Vulnerability Notes)」で6月9日、ソニー株式会社が提供するBluetooth対応ヘッドホンにBluetoothペアリング処理に関する脆弱性が存在することを発表した。

今回脆弱性が発見されたのはソニー製のBluetoothヘッドホン11機種で、この脆弱性を悪用されると、製品の使用中にBluetooth電波の到達範囲内にいる第三者によってペアリングが可能であり、音量変更などの操作が行われる恐れがあるという。

Bluetoothヘッドホンとは、コードがないワイヤレスのヘッドホンで、身軽に高音質な音楽を楽しむことができることで人気を集めている。現在では、スマートフォンなどの通信機器が同時接続できるものが出ていたり、ヘッドホンで音楽を聴きながら周囲の音に注意したい場合、外音を取り込めれたりする機能などが搭載されている。

悪用を回避するためにはアップデートを

今回発見された脆弱性は、東京工業高等専門学校がIPAに報告を行い、JPCERT/CCが開発者との調整を行なったという。

JVNでは、ソニーよりすでに対策がされたファームウェア(コンピュータシステムを制御するためのソフトウェア)が提供されているため、対象商品のファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。

【関連リンク】

・複数のソニー製 Bluetooth ヘッドホンにおける Bluetooth ペアリング処理の脆弱性(JVN)
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2020/JVNDB-2020-000037.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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