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誹謗中傷の前に一呼吸を

ニュース 2020.06.25 note、コメント投稿前の「確認」画面を新たに追加 誹謗中傷を防ぐ狙い

note株式会社は6月4日、同社が提供するWebサービスの「note」にてユーザーがコメントを投稿する前に、内容が攻撃的でないか確認画面が表示される機能を追加したことを発表した。

noteとは、文章や写真、イラスト、音楽などを手軽に投稿できるWebサービスで、公開されているノート(投稿)にはコメントを投稿することが可能だ。最近ではSNSでの誹謗中傷が原因で痛ましい出来事が起こり、SNS等に書き込まれる誹謗中傷が大きな問題になっている。

今回新たに追加された確認画面は全てのnoteユーザーを対象に、初回コメントを投稿するタイミングで一度だけ表示される仕組みだ。ユーザーはコメント内容が攻撃的ではないことを確認して「送信」ボタンを押せばコメントを投稿することができる。

誹謗中傷コメントの多くは一時的な怒りや感情によるもの

世間でも大きな注目を集めている誹謗中傷について、noteでは一時的な感情に任せうっかり人を傷つけてしまう感情的なコメントをしないように、一呼吸入れる画面を挟むことで誹謗中傷の削減を目指す。同社によれば悪意のある人はごく少数で、多くの人は瞬間的な怒りや感情に従い、深く考えずにコメントしているという。

現時点では、WEB版のみにこの機能が組み込まれており、スマートフォン版アプリにも後日追加される予定とのこと。

noteでは、過ちを犯した人を懲罰的に排除する前に踏みとどまって考えられる機会をつくるために確認画面を追加したとし、意図的に攻撃的なコメントを投稿するユーザーにはこれまで通り厳しく対応するという。

加えて、これからも誰もが安心して創作活動ができ、続けられるように改善や啓発に力を入れていくとコメントしている。

【関連リンク】

・コメントでだれかを傷つけないよう、ひと呼吸いれる確認画面をつけました(note)
https://note.jp/n/n254c6b258cc7

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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