ニュース 2020.06.01 佐川急便を装った偽メールに注意、特別定額給付金に関連する内容も
佐川急便は5月14日、佐川急便を装った偽メールが届いたという問い合わせが急増しているとして公式ウェブサイトにて注意喚起を行なった。
佐川急便によると最近確認された事例としては、「金融機構からの特別低額給付金についての受取書類を届けるために伺ったが不在だったので連絡をください」という内容のもの。
この迷惑メールに記載されているURLにアクセスしたり、添付ファイルを開くとマルウェアに感染する可能性があるとのことで注意を呼びかけている。
正規のサイトかどうか「EV-SSL証明書」の確認を
佐川急便は偽メールに対する対応策として「EV-SSL証明書」を確認するよう求めている。佐川急便はフィッシング詐欺対策として「EV-SSL証明書」を導入しており、これらを確認することで正規のサイトであることを簡単に確認できるということ。
同社サイトにアクセスするとアドレスバーの鍵マークの横に「サイトを運営する組織名」が表示され、この鍵マークをクリックすると、「証明書を発行した認証局」の名称が表示される。表示される組織名、認証局は以下のもの。
●サイトを運営する組織名:SAGAWA EXPRESS Co.Ltd.
●証明書を発行した認証局:DigiCert SHA2 Extended Validation Server CA


証明書の確認方法(出典:佐川急便)
今回の事例に限らず不審なメールに記載されたURLからアクセスしてしまった際は、正式なサイトかどうか確認するよう心がけておきたい。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い物流の動きが高まっていることに便乗し、物流会社を装うフィッシング詐欺も多くなっている。また、これからは「特別定額給付金」にまつわる詐欺が増加する可能性も考えられるため注意が必要だ。
【関連リンク】
・佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください(佐川急便)
https://www2.sagawa-exp.co.jp/whatsnew/detail/721/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
