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フィッシングメールが急増

ニュース 2020.05.23 4月のフィッシング報告が1万件を突破!新型コロナウイルス関連の不審なメールにも注意

フィッシング対策協議会は5月1日に、4月におけるフィッシング詐欺に関する報告の集計結果を発表した。フィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数は、前月の9,671件を1,974件上回った11,654件となり、1万件超えを記録した形となった。

4月のフィッシングサイトのURL件数は重複なしで4,283件と前月より147件増加しており依然として高い数字のままだ。これは前月と同様、同じ件名や文面であってもメールごと、もしくは短時間で誘導先のURLを次々と変えるフィッシングの報告が非常に増えているためだと考えられる。

フィッシングに悪用されたブランド件数は前月より2件増加の58件であった。前月に引き続きアマゾン、アップル、LINE、楽天を騙るフィッシングメールが大量に配信されており、その中でも特にアマゾンを騙るフィッシングメールが前月の1.4倍もの数に増加していた。

地方銀行やネット銀行、クレジットカードの新ブランドも悪用される

また、4月の地方銀行やネット銀行、クレジットカードブランドを騙るフィッシングについては、これまでに報告のなかった新たなブランドを騙るフィッシングメールの報告もあったという。

フィッシング以外では新型コロナウイルス感染拡大に便乗し、マスクなどの衛生用品の販売ショップを装った偽ショッピングサイトへ誘導するメールや、給付金や補助金の申請を促すメール、仮想通貨ビットコインで寄付や納税を求める不審なメールが確認されている。

フィッシング対策協議会では、ログインを促すメールやSMSを受信した場合、記載されたURLをクリックするのではなく、正規のアプリやブックマークした正規のURLからアクセスするよう呼びかけている。

特に初めてアクセスするウェブサイトの場合、運営者情報や問い合わせ先なども確認し、実在する組織の信用できるサイトなのか、詐欺事例などがないか確認してアクセスするよう注意喚起を行っている。

【関連リンク】

・2020/04 フィッシング報告状況(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202004.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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