Sony
Sony
Facebookメッセンジャーを使って偽サイトへ誘導

ニュース 2020.05.16 新型コロナウイルス便乗で不正サイトへ誘導、全世界で4万7,000件超

セキュリティ関連製品の開発・販売を行っているトレンドマイクロは4月30日、新型コロナウイルスに関連したサイバー犯罪について最新の情報を明らかにした。

公式ブログの「『新型コロナウイルス(COVID-19)』便乗脅威の最新情報」というタイトルの投稿において。新型コロナウイルスに便乗したサイバー攻撃として、不正サイトへ誘導された数は、2020年1月〜3月において全世界で4万7,000件を超えたという。

3月に不正サイトへ誘導された件数が最も多く、前月より2万4,000件も増加し、件数は3.6倍に膨れ上がっている。この中の13.8%が日本国内での件数であり、4月以降の更なる被害件数の増加が懸念される。

この数値は同社のクラウド型セキュリティサービスの統計によって求められたものだ。

新型コロナウイルスに便乗したサイバー攻撃では新たな手口を確認

トレンドマイクロは新型コロナウイルスの世界的感染拡大に便乗したサイバー攻撃について、新たにいくつかの手口が確認されたと発表し、フェイスブックのメッセンジャーを利用して不正なメッセージを送り、不正サイトへ誘導する手口も取り上げている。

世界的に新型コロナウイルスの影響で外出禁止になっている現状に便乗し、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」を2ヶ月無料で視聴できるとうたい、ユーザーを不正サイトへアクセスするよう促す内容のようだ。

メールの受信者がメッセージ内のURLをクリックすると、フェイスブックへログインを求められ、ログインした後は「Ne Tflix」という名の連動アプリのインストールを促されるというもの。

この他にも、イタリアと中国を対象にしたものと考えられるが、新型コロナウイルスの治療法を思い起こすような件名のメールを送りつけ、添付されているファイルを開くとマルウェアに感染するものなど新たな手口が確認されている。

【関連サイト】

・「新型コロナウイルス(COVID-19)」便乗脅威の最新情報(トレンドマイクロ)
https://blog.trendmicro.co.jp/archives/24414

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

あなたの大切なパソコン・スマホを守ります!
世界が認める総合ウイルス対策ソフト

カスペルスキー

この記事を気にいったらいいね!しよう

セキュリティ通信の最新の話題をお届けします。

ページトップ