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セキュリティに関する相談

ニュース 2020.05.10 情報セキュリティに関する相談件数が2020年第1四半期は減少

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月20日、2020年第1四半期(1月〜3月)における情報セキュリティに関する相談状況について発表した。

発表されたレポートは、同機構のセキュリティセンターに寄せられたセキュリティ関連の相談の統計について取りまとめたもの。

第1四半期の相談件数は前四半期から減少したものの、ウイルス検出の偽警告に関する相談などは増加している。

2020年第1四半期の相談件数は2,997件で、前四半期の3,147件と比べると約4.8%減少し、この中で相談員が対応したのは1,974件だった。相談件数は、2019年以降3,000件前後で推移している。

仮想通貨をだまし取る迷惑メールに関する相談が大幅に減少

今回、相談件数が減少した要因としては、性的な映像をばらまくと恐喝し「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メール」に関する相談が40件となり、前四半期の168件から約76.2%と大幅に減少している点が大きいと考えられる。

また、「ワンクリック請求」(Webサイトやメールに記載されたURLを一度クリックしただけで多額の料金を請求されるという詐欺)も57件で、前四半期から約13.6%の減少である。

一方で、今回増加した相談は、「宅配便社をかたる偽SMS」に関する相談で前四半期から約29.5%増加し、404件であった。

その他にも「不正ログイン」に関する相談が80件で前四半期より約27.0%、偽のセキュリティ警告で有償の「ソフトウエア購入」や「サポート契約」に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談が432件と前四半期より約7.5%増加している。

【関連リンク】

・情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2020年第1四半期(1月~3月)](情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2020/q1outline.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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