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10万円一律給付に関連する詐欺

ニュース 2020.05.08 10万円一律給付に関連する詐欺に注意

新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策として実施する見通しとなった全国民に対する10万円の給付策を巡り、不審なメールが送られていることが確認されている。

兵庫県姫路市の消費者センターによると、一律給付の方針である「特別定額給付金」が報道された4月17日、市内の60代男性が事業者を名乗って「市役所への申請手続きを代行する」と勧誘する不審なメールを受け取ったとのことだ。

担当者は「個人情報の入手や高額の手数料を取るなどの狙いがあるかもしれない」と注意を呼びかけている。

携帯電話会社を騙る不審なメールも確認

上で紹介した事例の他にも、携帯電話会社を騙って一律給付の手続きを装う不審なメールも確認されている。

総務省によると、1人10万円の一律給付の手続きを装い、口座番号や暗証番号などを盗み出そうとするメールが全国で出回っているという。このため、総務省は23日、携帯電話の利用者に対し給付金の手続きを装う詐欺に注意をするよう各携帯会社に要請を行なった。

10万円の一律給付は、郵送かマイナンバーカードを利用したオンライン申請を予定しており、受付及び給付開始日は各市町村が決定する形となっている。

総務省は、国や市町村が個人のパソコンやスマートフォンに世帯構成や銀行口座の番号などの個人情報を聞くメールを送ることは絶対にないので、不審なメールや電話には十分気をつけるよう注意を呼びかけている。

【関連リンク】

・特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連)(総務省)
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html

・10万円一律給付 手続き装う不審メールに注意 コロナウイルス(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200423/k10012401941000.html

・「給付金10万円」申請代行を勧誘する不審メール(神戸新聞NEXT)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202004/0013280933.shtml

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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