ニュース 2020.04.27 東京五輪の偽サイトに注意、ドメイン「tokyo2021」は非公式
東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は4月10日、2021年に東京オリンピック・パラリンピックが延期された状況に便乗した詐欺などの被害にあわないよう注意を呼びかけた。
2020年開催予定であった東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2021年への延期が決定した。それに伴って、観戦チケット詐欺や模倣品、不正なウェブサイトなどが増加する恐れがあり注意喚起を行なっている。
大会組織委員会では、観戦チケットは公式チケット販売チャネル(公式チケット販売サイト・公式チケット販売所・公式チケット販売事業者)から必ず購入するようにし、抽選結果は公式チケット販売サイトから確認して欲しいと呼びかけた。
また、公式チケット販売サイトからの抽選結果のメールには、クリックして偽サイトへ誘導するフィッシングなどの迷惑メールと違い、URLの記載はないという。
「tokyo2021」はドメインに使用しない方針
大会組織委員会とIOCの共同声明によって、大会の名前は「東京2020オリンピック・パラリンピック競技会」のままにすることを明らかにしているが、公式サイトのドメインも引き続き「tokyo2020.org」を利用するとのこと。
そのため「tokyo2021」を含むドメインを使用した不正サイトには注意するよう呼びかけている。
不正サイトにアクセスすることで、観戦チケットに関する詐欺にあうほか、悪意のあるソフトウェアへの感染や、個人情報・ID・パスワードを窃取されるなどの可能性があるため、閲覧前には必ず東京2020公式サイトの正式なアドレスであるか確認することが重要だ。
【関連リンク】
・観戦チケット詐欺や模倣品・なりすましウェブサイトにご注意ください(TOKYO 2020)
https://tokyo2020.org/ja/news/notice-0006
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
