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iPhoneカレンダーへの攻撃

ニュース 2020.04.20 iPhoneに不審なカレンダー通知、IPAが対策を紹介

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、2020年1月〜3月にかけて「iPhoneのカレンダーから、ウイルスに感染しているという通知が出る」「iPhoneのカレンダーに身に覚えのないイベントが入っている」といった相談が相次いでいるとして、3月30日に注意を呼びかけた。

イベントのタイトルは「ウイルスに感染している可能性があります」「あなたのiPhoneは保護されていません!」などとなっており、イベントにはURLの記載があるという。

不審なカレンダー通知のイメージ

不審なカレンダー通知のイメージ(出典:IPA)

このURLにアクセスすることで、不審なサイトに誘導され、偽のセキュリティ対策アプリなどのインストールを促されたり、メールアドレスや電話番号、クレジットカード情報などの個人情報が搾取される可能性がある。

iCloudカレンダーの「共有機能」「出欠確認機能」を悪用

IPAによると、悪意のあるユーザがiCloudカレンダーで他人と共有できる機能や、イベントへの出席を依頼する機能を悪用していると思われるとのこと。

これらの機能は、特定のiCloudメールアドレスを共有先として利用することによって、その共有先のカレンダーに登録できるようになっているため、何者かが被害者のiCloudメールアドレスを不正に入手し、不審なイベントなどを登録していると考えられる。

IPAは今回の手口の対応策として、不審なカレンダーやイベントの参加依頼があっても、出欠の回答をしたり、URLをクリックしないよう注意喚起している。

また、身に覚えのない共有カレンダーがある場合は共有カレンダーを削除し、共有カレンダーやイベントの参加依頼が届いた場合はスパム報告を行うよう説明を行なっている。

共有カレンダーの削除手順

共有カレンダーの削除手順(出典:IPA)

【関連リンク】

・iPhoneに突然表示される不審なカレンダー通知に注意!(情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20200330.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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