ニュース 2020.04.02 Google、新型コロナの影響でクロームの更新を一時停止
Googleは3月18日(現地時間)、3月17日頃にリリースされる予定になっていた「Google Chrome」および「Chrome OS」のアップデートを一時停止すると発表した。
一時停止となった理由は、Googleの発表文では「作業スケジュールを調整したため」となっているが、これは担当者が在宅勤務になったためだとみられている。
新型コロナウイルスの感染対策で、Googleは北米で働く全ての従業員に対して3月10日から少なくとも4月10日までの在宅勤務を要請しており、職務上やむをえない場合を除いて、全ての従業員が在宅勤務に切り替えているという。
セキュリティ関連のアップデートは継続
セキュリティ関連の更新プログラムについてはアップデートが継続されており、18日に「Chrome80」のセキュリティ関連アップデートがWindows、Mac、Linux向けにリリースされた。
このアップデートでは「Google Chrome80」で見つかった、危険度が上から2つ目の「High」9件を含む13件の脆弱性を修正している。
また、Googleのオープンソースソフトウェアである「Chromium」を利用している「Microsoft Edge」や「Opera」「Vivaldi」などのWebブラウザのリリースも併せて遅れる可能性があるようだ。
Googleは、今後のChromeとChrome OSの予定は公式ホームページで発表していくとしている。
【関連リンク】
・Upcoming Chrome and Chrome OS releases(Google)
https://chromereleases.googleblog.com/2020/03/upcoming-chrome-and-chrome-os-releases.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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