ニュース 2020.03.03 アマゾンでギフト券45万円分の購入被害、不正ログインを防ぐには
大手通販サイトのアマゾンに不正にログインし、約45万円分のギフト券を購入した疑いで京都市の32歳のアルバイトの男が逮捕された。
警察によると、男は19年1〜2月、以前勤めていた会社のIDとパスワードを使いアマゾンに不正にログインし、約45万円分のアマゾンギフト券を購入した疑いなどがあるという。
男はギフト券でパソコンや本などを購入。「会社を困らせてやろうと思っていた」などと話している。
不正ログインを防ぐための対策とは
この事件だけではなく、不正ログインは誰にでも身近な問題となっており、不正ログインを防ぐためにできる対策についてもこの機会に確認しておきたい。
アマゾンのようなショッピングサイトなど個人情報を扱うサービスにおいて、パスワード変更も重要な対策となる。
定期的にパスワードの変更を行うのはもちろん、なるべく複雑で長いパスワードを設定しておくことでリスクを低減させることが可能だ。また、他のサービスに同じパスワードを使い回している場合は、なるべく早く変更し、サービスごとにそれぞれ個別のパスワードを設定すること。
加えて、上記の事件のようにIDとパスワードを知られてしまっていると、簡単に不正アクセスされてしまうため2段階認証を設定しておくことも有効だ。
アマゾンでも、認証アプリや電話番号(SNS)を利用して2段階認証の設定が可能で、この2段階認証を設定していたら今回の事件も防げたかもしれない。
今後、不正ログインといった事件の被害を防ぐためにも、有効な対策は積極的に実践していくことが重要だ。
【関連リンク】
・2段階認証を有効にする(Amazon.co.jp)
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202073820
・より安全なパスワードを設定する(Amazon.co.jp)https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201909100
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock