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クレジットカード不正利用による被害

ニュース 2020.01.09 クレジットカード不正利用、第3四半期の被害額は68億円

12月27日、一般社団法人日本クレジットカード協会は、2019年第3四半期(7月〜9月分)におけるクレジットカードの不正利用の被害額を68億円と発表した。

この調査はブランドカードを発行している会社を中心に、銀行系カード会社、信販会社、流通系クレジット会社、中小小売商団体等のクレジットカード発行会社など44社を対象に不正利用被害の状況を調査したもので、四半期ごとに集計されている。

第3四半期のクレジットカードの不正利用被害額は68億円で、前四半期(2019年4月〜6月)の被害額68.5億円よりも5,000万円の減少となったが、ほぼ同水準にあり、2018年第4四半期以降、60億円後半で推移している。

「番号盗用」による被害が主流

手口の内訳を見ると、被害全体の約8割を占める「番号盗用」による被害額が55億1,000万円。前四半期を5,000万円下回り、2四半期連続で減少となった。

しかし、まだまだ高水準で横ばいが続いており、その背景としては、フィッシング詐欺等のサイバー犯罪が横行していることが推測される。

「番号盗用」による被害の国内外の被害状況を見ると、国内の被害額が37億7,000万円で、海外の被害額が17億4,000万円。7割近くの被害が国内で引き続き発生している状況だ。

一方、「カードの偽造」による被害は、全世界で前四半期を7,000万円上回る4億6,000万円だった。

国内での被害額は前四半期から6,000万円減の1億3,000万円。海外での被害額は5,000万円増の3億3,000万円となり、海外での被害が約7割強にのぼっている。

【関連リンク】

・クレジットカード不正利用被害の集計結果について(一般社団法人 日本クレジットカード協会)
https://www.j-credit.or.jp/download/news20191227b.pdf

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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