ニュース 2019.12.17 日立製作所ら3社「日立サイバーセキュリティセンター」を設立
12月5日、株式会社日立製作所(日立)、株式会社日立ソリューションズ、株式会社日立ソリューションズ・クリエイトの3社は、日立グループにおける高度セキュリティ人材の育成とサイバーセキュリティ研究を目的とした「日立サイバーセキュリティセンター」を12月9日に開設すると発表した。
「日立サイバーセキュリティセンター」では、日立グループ社員向けにサイバー攻撃のシュミレーション体験と実践演習を行うことで、システムおよびサービス開発におけるサイバー攻撃対策の技術的向上を図り、セキュリティ人材を育成するという。
また、高度セキュリティプロフェッショナル人材がサイバーセキュリティの調査・研究を行うことで、日立グループ内外で急増するサイバー攻撃に対する迅速かつ適切な対応力の強化を目指す。
サイバーレンジによる実践的な訓練・演習の実施
日立サイバーセキュリティセンターには、仮想のサイバー演習空間である「サイバーレンジ」を構築し、独自の脅威シナリオでシミュレーション体験と実践演習を行う「Training Room」や日立グループ内の高度セキュリティプロフェッショナル人材がサイバーセキュリティの調査・研究を行う「Research Room」、顧客向けのコンサルティングやサービス提供を行う「Service Room」も併設している。
日立グループでは、日立ITプロフェッショナル認定制度に基づき、知識と経験を兼ね備えたセキュリティ人材を「日立情報セキュリティスペシャリスト」として認定しており、同施設を活用することで2022年3月末までに10,000人規模でのスペシャリストの育成を目指している。
【関連リンク】
・高度セキュリティ人材の育成とサイバーセキュリティ研究のための「日立サイバーセキュリティセンター」を開設(日立)
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2019/12/1205.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock