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facebookで個人情報流出

ニュース 2019.11.21 Facebookで個人情報が新たに流出

Facebookは11月5日、個人名やプロフィール写真などが含まれている同社のデータベースが外部から不正アクセスされた可能性があることを公表した。

さらに翌6日には、アメリカ・カリフォルニア州が個人情報流出の問題に関する法律違反の恐れがないか調査を行う目的で、マーク・ザッカーバーグCEOの電子メールなど内部の資料を提出するように裁判所に申し立てを行なっている。

原因は個人情報へのアクセス権限の削除漏れ

Facebookが発表した開発者向けニュースによると、2018年からパートナー会社のアプリ開発者がアクセスすることのできるユーザー情報を制限していたが、個人の名前や写真、Facebookグループでのアクティビティについて対応が漏れていたと説明している。

実際に不正アクセスされたデータの種類は、今回Facebookでは公表していないことに加え、実質的な流出の影響を受けたユーザーの数に関しても公開していない。

現時点で悪用された証拠は見つかっていないが、開発者へデータ削除の要請を行い、今後査察を行なった際にデータが削除されていることを確認するとFacebookは報告した。

制裁金の金額はおよそ5400億円にも

これらの個人情報流出の様々な問題に関して、カリフォルニア州のベセラ司法長官は対応が不十分だとして州の裁判所に申し出を行ない、アメリカの連邦取引委員会はユーザーのデータ管理を怠ったことから約5400億円の制裁金を科した。

また、アメリカ全ての司法当局が、ユーザーの情報やそれに関わるサービスの独占的な地位を利用してビジネスにおける公正な競争を妨げていないかどうか調査を進めていることを発表している。

【関連リンク】

・Changes to Groups API Access(facebook for developers)
https://developers.facebook.com/blog/post/2019/11/05/changes-groups-api-access/

・Facebookから新たな「情報流出」、公式ブログで発表(Forbes Japan)
https://forbesjapan.com/articles/detail/30581

・個人データ流出のFacebook カリフォルニア州が調査(NHK NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191107/k10012167411000.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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