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法人組織でのサイバーセキュリティ被害

ニュース 2019.11.04 トレンドマイクロ、法人のセキュリティ実態調査で4年連続2億円超の被害を確認

大手サイバーセキュリティ会社のトレンドマイクロは、今年6月に実施した「法人組織におけるセキュリティ実態調査 2019年版」の結果を公表し、2018年4月~2019年3月の1年間の国内法人組織におけるセキュリティ事故の年間平均被害総額は約2.4億円にのぼると発表された。

同社によって行われている調査は、法人組織を対象にセキュリティに関係する事件・事故やその被害、さらには普段におけるセキュリティ 対策の実態を明瞭にすることが目的で、年間平均被害総額が2億円を超えるのはこれで4年連続を記録した。

4割程度の組織・企業が大きな被害を経験

今回の調査では、国内法人組織の36.3%が情報漏洩やデータ破壊などの重大被害を経験していることが明らかになった。

漏洩した情報としては、例年の従業員・顧客の情報に加えて、今年から「技術情報」や「事業戦略情報」なども漏洩の被害が報告されて始めており、情報の形や法人組織の資産の形が変化している様子が伺える。

さらに、法人組織の経営者・上層部などへのサイバーセキュリティに関する意識調査に対して「事業継続上あるいは組織運営上のリスクとして十分認識している」と回答したのは3割程度でとどまり、リテラシー改善がみられない状況にあると指摘されている。

【関連リンク】

・トレンドマイクロ、法人組織におけるセキュリティ実態調査2019年版の結果を発表(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP521280_V11C19A0000000/

・法人組織におけるセキュリティ実態調査2019年版を発表~約4割が重大被害を経験、年間平均被害総額は4年連続2億円超え~(トレンドマイクロ)
https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/press-release/2019/pr-20191015-01.html

・法人の年間平均被害総額は4年連続2億円を超える(トレンドマイクロ)
https://blog.trendmicro.co.jp/archives/22555

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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