ニュース 2019.10.15 ラグビーW杯の視聴サイトを装った詐欺に注意
現在日本で行われているラグビー・ワールドカップの中継動画配信サイトを装ったフィッシングサイトが複数存在していることが情報セキュリティ会社のトレンドマイクロによって明らかになった。
大会組織委員会は、日本国内での試合中継にはテレビ放送の他にインターネットではJ SPORTSとHulu(フールー)での有料配信が行われており、詐欺サイトに注意するよう呼びかけている。
ラグビーW杯の人気に便乗、消費者は注意を
確認されている不正なサイトでは、日本語や英語を含む複数の言語に対応しており、日本国内に限らず世界中のラグビーファンを標的としているものと見られる。
ラグビーW杯中継動画の配信を謳う不正サイト(出典:トレンドマイクロ)
サイトでは、動画を視聴するための会員登録と称して、メールアドレスや国名のほか、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティーコードの入力を求められる。
サイト上には、プレミアム会員へのアップグレードまたは購入を行わない限り請求は発生しないと記載されているが、クレジットカードの不正利用や入力した情報が悪用される可能性も存在するため、絶対に騙されないようにしたい。
また、過去のワールドカップやオリンピックといった世界的なスポーツイベントでも偽の配信サイトによる詐欺は確認されており、今回の事例に限らず同様のサイバー犯罪には十分注意が必要だ。
【関連リンク】
・【注意喚起】ラグビーワールドカップ人気に便乗したフィッシング詐欺に注意(トレンドマイクロ)
https://is702.jp/news/3568/partner/97_t/
・ラグビーW杯中継動画を装い詐欺 サイトでクレジットカード番号聞き出す(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191004/k00/00m/050/349000c
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock