ニュース 2019.10.14 消費税増税に便乗して三井住友銀行を騙るフィッシング詐欺が発生
フィッシング対策協議会は9月26日、三井住友銀行をかたるフィッシングサイトへ誘導するメールおよびショートメッセージ (SMS) が確認されたことを公開した。
三井住友銀行でも、ログインや本人確認情報の入力を誘導する不審なショートメッセージが確認されていることを発表し、同社が提供するインターネットバンキングの「SMBCダイレクト」に似せた作りのフィッシングサイトで口座番号や暗証番号を入力しないよう注意を呼びかけている。
SMDCダイレクトを装ったサイトの画面(出典:フィッシング対策協議会)
消費税率の引き上げを理由にログイン促す手口
不審なメールやショートメッセージ (SMS) は、セキュリティ強化のためと称してフィッシングサイトへのアクセスを促している他、「消費税率引き上げに伴うSMBCダイレクトの各種手数料改定」として所定の手続きを行うように誘導するメールも確認されている。
不審なメールおよびSMSの例(出典:フィッシング対策協議会)
誘導先のSMBCダイレクトを装ったフィッシングサイトでは、店番号、口座番号、契約者番号、第一暗証の入力画面が表示されるが、フィッシング対策協議会ではこれらの情報を絶対に入力しないよう注意を呼び掛けている。
【関連リンク】
・三井住友銀行をかたるフィッシング (2019/09/26)(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/smbc_20190926.html
・SMBCダイレクトへのログインや電話番号の入力を求める不審なサイトへ誘導するショートメッセージにご注意ください(三井住友銀行)
https://www.smbc.co.jp/security/attention/index23.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock