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エクアドルで国民の個人情報が流出

ニュース 2019.10.07 エクアドルでほぼ全国民の個人情報が流出

南米エクアドル政府は9月16日、国民のほぼ全員である約2,000万人分の個人情報がインターネット上に流出したことを明らかにした。

エクアドル国民の個人情報は、管理を委託されていたコンサルティング会社のノバエストラット社がアメリカのハッカーから攻撃を受けて流出したものとみられている。

流出を発見したのはサイバーセキュリティの専門家組織である「VPNメンター」で、同団体はノバエストラット社が管理を行っていたサーバーについて安全対策が不十分であったとしている。

流出情報は多岐に渡り、死者情報も含まれている模様

今回流出したとみられる個人情報は、約2,000万人分の名前や生年月日、出生地、住所、メールアドレス、身分証明書番号や納税者番号、学歴、職歴、銀行口座の残高情報などが含まれていた。

エクアドルの人口は約1,660万人ほどであることから、流出した情報の中には既に死亡した人物の情報も含まれているものとみられる。

エクアドル政府は、ノバエストラット社への調査を進めるとともに、盗まれた個人情報の悪用に備えた法律の制定を行うとしている。

【関連リンク】

・南米エクアドル ハッカー攻撃でほぼ全国民の情報流出(NHK NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190918/k10012086961000.html

・全国民の個人情報が流出 エクアドルで2000万人分 (日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49918550Y9A910C1000000/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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