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オンライン広告

ニュース 2019.09.23 Google、オンライン広告におけるプライバシー保護について独自理論を提唱

Googleは現地時間の8月22日、ユーザーのプライバシーを保護しつつもターゲティング広告の配信を継続して行うための取り組みとして「Privacy Sandbox(プライバシー・サンドボックス)」構想を発表した。

AppleやMozilla、Microsoftが自社のブラウザでクッキーを使ったユーザーのトラッキングを取り止めるなど、ブラウザ上で発行されるクッキーを使ってユーザーの行動特性を把握するWeb広告の配信手法はユーザーのプライバシーを侵害するとの見方が強まっている。

そんな中、Googleは「クッキーの利用をブロックしても、クッキー以外の方法でユーザーの特定を行う技術が生み出されてしまう」といった考え方を示し、匿名性を維持できる範囲で活用できるようクッキーの管理を強化する仕組みを打ち出した形だ。

クッキー削除で広告収益は52%低下か

Googleは、ブラウザで検索を行うユーザーだけでなくサイトの運営者や広告主の視点にも触れており、最近行われた調査の結果として、クッキーを削除して広告の閲覧者と広告の関連性を低くすると広告主の収益は平均で52%減少したという。

そういった背景からもGoogleでは、クッキーの利用方法を改善してユーザーのプライバシーを保護しつつも、ユーザーの個人情報を使わずにターゲティング広告の配信を行うための仕組みを検討しており、今後数年をかけてその実現を目指す。

【関連リンク】

・Potential uses for the Privacy Sandbox(Chrome Blog)
https://blog.chromium.org/2019/08/potential-uses-for-privacy-sandbox.html

・Building a more private web(The Keyword)
https://www.blog.google/products/chrome/building-a-more-private-web/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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