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情報セキュリティ安心相談窓口

ニュース 2019.08.19 セキュリティの相談が減少傾向、最近の流行りは宅配業者を騙る偽SMSか

情報処理推進機構(IPA)は7月23日、「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談について、2019年第2四半期(4月~6月)の集計結果を発表した。

「情報セキュリティ安心相談窓口」は、IPAが開設しているセキュリティやインターネットトラブルに関する相談窓口で、今回4月〜6月の間に寄せられた相談件数は3,275件となっており、2018年第4四半期(10月~12月)の約4,500件をピークに減少傾向が続いている。

相談件数の推移

相談件数の推移(出典:IPA)

「宅配業者をかたる偽SMS」と「ワンクリック請求」についての相談が増加

相談内容は大きく「ウイルス検出の偽警告」「ワンクリック請求」「不正ログイン」「宅配便業者をかたる偽SMS」「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メール」の5つに分けられている。

中でも今回相談件数が最多となっているのは「宅配便業者をかたる偽SMS」に関する相談で、前四半期から比べると約37.0%増加の459件が寄せられた。

「宅配業者を語る偽SMS」相談件数の推移

「宅配業者を語る偽SMS」相談件数の推移(出典:IPA)

次いで多かったのがウイルスを検出したという偽警告で不安を煽りサポート契約やソフトウェア購入に誘導する「ウイルス検出の偽広告」で、全四半期から被害に関する約36.6%減少しているものの相談件数は348件を記録している。

「ウイルス検出の偽報告」相談件数の推移

「ウイルス検出の偽報告」相談件数の推移

その他を見ると「ワンクリック請求」についての相談が前四半期から約31.2%増の80件、「不正ログイン」についての相談が前四半期から約3.6%減の80件、「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メール」についての相談が前四半期から約22.2%減の91件寄せられた。

「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メール」に関しては2018年10月〜12月にかけて、700件近くの相談があったが、今年に入ってからは100件前後を推移しておりだいぶ被害が収まっているようだ。

【関連リンク】

・情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2019年第2四半期(4月~6月)](情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2019/q2outline.html

・情報セキュリティ安心相談窓口(情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/index.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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