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クレジットカードのセキュリティ

ニュース 2019.04.03 カード決済のセキュリティ強化に向けた「実行計画2019」を経産省が改定

クレジットカード関係事業者から成る「クレジット取引セキュリティ対策協議会」は3月4日、クレジットカード決済のセキュリティ対策をまとめた「実行計画」の改訂版を公表した。

今回の改定では、ネットショッピングなどの対面でない取引におけるクレジットカードの不正利用対策として「カード情報を盗らせない」「偽造カードを使わせない」「なりすましをさせない」といった観点から新しい対策方針が盛り込まれている。

「実行計画2019」における対策の3本柱

今回の改定では、対策の3本柱担っている以下の3点で次のような変更が行われた。

1. クレジットカード情報保護対策(カード情報を盗らせない)

  • EC加盟店における情報漏えい事例を踏まえて決済システムの定期的な点検や対策を行うこと

2. クレジットカード偽造防止による不正利用対策(偽造カードを使わせない)

  • カードリーダーでの読み取りを行わない非接触ICカードを利用して支払いを行う場合、一定の金額を超える取引については、PIN番号を入力すること

3. 非対面取引におけるクレジットカードの不正利用対策(なりすましをさせない)

  • 本人認証の取組強化の一環として、利用者のパスワードの登録率向上のほか、カード会社がリスクの高い取引を判定する「リスクベース認証」の導入を推進すること
  • セキュリティコードの多数回連続エラーの際には取引不成立とすること

クレジット取引関連事業者には、今回の「実行計画2019」の改訂版を指針としてセキュリティ強化のための取り組みを実施していくことが今後求められていく。

【関連リンク】
・クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた「実行計画2019」を取りまとめました(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190304004/20190304004.html
・クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画 -2019- 概要版(クレジット取引セキュリティ対策協議会)
https://www.j-credit.or.jp/security/pdf/overview_2019.pdf

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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