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代引き送り付け商法

ニュース 2019.01.22 「代引き」を悪用した“送りつけ商法”に注意

 「アマゾンから注文していない商品が代引きで届いた」という投稿が、ネット上で相次いでいる。投函された不在票を不審に思う人もいれば、代金を支払い受け取ってしまったものの、家族は誰も心当たりがなく途方に暮れる人もいる。

 申し込んでいない商品が勝手に届き、代金を請求されることをネガティブ・オプション(送りつけ商法)という。古くからある手口だが、後から請求するのではなく配達時に代金などを回収する代金引換(代引き)を組み合わせたのが今回の手口だ。被害が出ているのはアマゾンの利用者で、届いた商品は購入履歴になく、第三者が勝手に購入して送りつけているものとみられる。第三者がどのような意図で行っているのかは不明だ。

注文していないことが明白なら「受け取り拒否」、不明なら「保留」を

 アマゾンを利用している人なら、商品が届くことはよくあることだ。同居人がいれば自分に心当たりのない荷物が届くこともあるだろうし、アマゾンを利用していなくても贈り物が送られてくることもある。たいていは受け取っても問題ないのだが、代引きの場合には注意しないと厄介なことになるかもしれない。

 配送業者は、受け取った商品の返品や返金には応じないので、受け取ってしまった後は、アマゾンと交渉することになる。誰も注文していないことが明白なら受け取りを拒否し、よく分からない場合はその旨を伝え、受け取りを「保留」してもらう。受け取りを拒否すると、荷物は送り主に返送されるが、保留の場合は「不在」と同様、配送業者が荷物をいったん持ち帰り一定期間保管するので、あとで再配達や拒否を伝えればよい。

心当たりのない商品が届いたらカスタマーサービスに問い合わせを

心当たりのない商品が届いたらカスタマーサービスに問い合わせを

 代金を払い受け取ってしまった場合や心当たりのない商品が送られてきた場合には、アマゾンは同社カスタマーサービスに問い合わせるよう求めている。今回被害が出ているのはアマゾンの利用者なので、問い合わせフォームから問い合わせると、スムーズに事が運ぶ。

問い合わせの方法

 問い合わせは、下記の「カスタマーサービスに連絡」のリンク(要ログイン)または、スマーフォンの公式アプリや公式サイトの場合は、メニュー(≡)から「カスタマーサービス」の「カスタマーサービスに連絡」から。パソコン版の公式サイトの場合は、ページの下にある「ヘルプ」から「問題が解決しない場合には」の「カスタマーサービスに連絡」から問い合わせる。

 24時間365日いつでも、電話、チャット、メールで応対してもらえる。ユーザーではない場合は、下記の同社「特定商取引法に基づく表示」に、問い合わせ先のフリーダイヤルが掲載されている。

送りつけ商法の基本対策:「受け取らない」「代金を支払わない」

 心当たりのない商品が送られてきた場合は、「受け取らない」「代金を支払わない」が基本だ。今回は、アマゾンが支払い後も真摯に対応しているが、悪質な業者が直接送りつけてくるケースでは、代金を支払ってしまうと取り戻せなくなるトラブルも多いという。「とりあえず払っておこう」は禁物なので、くれぐれも注意していただきたい。同居人がいる方は、代引きで商品が届く際に事前に周知しておくこともお忘れなく。

焦らず「処分できる日」を待つ

 なお、一方的に送られてきた商品は、購入を認めず開封しないまま14日間、業者に商品の引取りを請求した場合はその後7日間、業者が引き取りに来なければ、返還を請求できなくなる。受け取っただけでは購入を認めたことにはならないので、焦らず、慌てず、自由に処分できる日が来るまで放置しよう。

 もし不安なことや困ったことがあれば、最寄りの消費生活センター(電話番号「188」番)で、業者から脅されるようなことがあれば、警察相談電話(短縮ダイヤル「#9110」番)で相談に乗ってもらえる。

【関連URL:アマゾン】
・カスタマーサービスに連絡(会員専用:要ログイン)
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/contact-us/
・特定商取引法に基づく表示
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202008070

TEXT:現代フォーラム

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